令和 7 年6月 21 日(土)「全国ギャンブル依存症家族の会山梨」が山梨地域づくり交流センターで開催されました。
最初に、「全国ギャンブル依存症家族の会」のメンバーである猪瀬さんから母の立場としての体験談を聞きました。
当会に繋がるまでの経緯や、参加後にギャンブルの問題への向き合い方を変えた事で、当事者は病院に入院する事ができ、その後施設入寮へと繋がるというスピード感ある支援体制に感動しました。
会のメンバーの存在が自分の行動や考え方を変える力をくれ、希望を持てるようになり、今では自身に向き合い、前向きに活動されている姿に胸を打たれました。
続いて「ギャンブル依存症問題を考える会」当事者支援部の大神さんの体験談を聞きました。
ご自身の気持ちをテーマごとに丁寧に語り、「考える会」との出会いのきっかけとなったお父様への感謝の気持ちも率直に伝えられました。現在は当事者支援部のメンバーとして、助ける側へと立場を変え、前向きに活躍されている姿が印象的でした。
その後『家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル』の読み合わせをし、初参加の方を中心に現在の悩みを共有したり、対応方法などについてアドバイスを行いました。
私は 37 歳の次男が当事者で、3年半前に全国ギャンブル依存症家族の会に出会いました。きっかけはインターネット検索で、このマニュアル本を取り寄せ読んだことです。息子がギャンブル依存症であるとやっと気付きました。そして、問題を悪化させていた自分の対応に気づきショックを受けました。
最初は自助グループに参加しましたがすぐに問題が起こり、当会を紹介いただき対応を変えた事で約 10 日で施設入寮が実現しました。このスムーズな支援体制には驚かされました。
何十年も家族だけで抱えていた問題にようやく助けの手が差し伸べられた思いでした。もっと早くこの会に出会えていればと心から思います。
ギャンブル依存症は一筋縄では解決できない病気です。私の経験から、できるだけ早く支援に繋がることをお勧めします。同じ悩みを抱える仲間がたくさんいます。勇気を出して一歩踏み出してみてください。きっと希望の光が見えてくるはずです。
次回、山梨家族の会は、7 月 19 日(土)13:30~15:30、山梨県立図書館にて開催されます。当事者会も同時開催です。ひとりで悩まないでください。同じ思いを抱える仲間が温かく迎えてくれます。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
東京在住 竺原
