6月22日(日)雀宮生涯学習センターにて全国ギャンブル依存性家族の会栃木が開催されました。
まず、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の松村進也さんより、ギャンブル依存症と向き合う〜仲間と共に歩む回復の道を通して〜と題して体験談をお話ししていただきました。
松村さんがなぜギャンブルにハマってしまったのか、ギャンブルしたくなる時の心情、そして依存症から回復するきっかけとなる底つき体験についてわかりやすく話してくださいました。借金をしてまでもギャンブルをやりたい衝動が抑えられないことを自分でもおかしいと気づいたそうです。依存症は誰でもなる可能性があるが、気づくことで回復に繋がると希望が持てる話でした。
次に、全国ギャンブル依存症家族の会群馬の大沢千晴さんより「差し伸べてくれた手を取り仲間と回復の道を歩む」と題する家族の体験談をお話ししていただきました。息子の失敗は親の責任と思い、借金の尻拭いをしてきたとのことでした。同じ母親の立場である自分と全く同じ思いだったと共感しながら聞くことが出来ました。しかし、尻拭いは間違った対応です。正しい対応が出来るように家族会に繋がり回復に努めているとの事でした。
その後は公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせをし、現在の困りごとについて解決方法を考え、対応の仕方を話し合いました。
当会に繋がり家族や当事者の体験談を聞くことによりギャンブラーと家族の問題を切り離して考えることができるようになります。家族の当事者を助けたいという思いは、対応を間違えると逆に悪化させてしまいます。当会に参加し正しい対応の仕方を学びましょう。
次回は8月17日(日)雀宮生涯学習センターで13時30分より開催されます。当事者会も同時に開催されます。是非ご参加ください。
栃木県在住 杉本
