令和7年7月12日(土) 国分総合福祉センターにて全国ギャンブル依存症家族の会鹿児島が開催されました。
冒頭は当事者の立場から、公益社団法人ギャンブル依存症を考える会当事者支援部 メンバーの体験談の発表でした。
ギャンブルとの出会いや辛かった日々、受けた支援、回復活動のことなど、ご自身の体験とともに、当時の思いを丁寧にお話してくださいました。
私は50歳の兄が当事者で体験談に重なる部分が多くあり、「兄もこのような気持ちだったのかもな。兄自身も辛かっただろうな。いつか原さんのように回復して元気に過ごしていけるといいな…」と思いながら聞かせていただきました。
その後、当会メンバーのメンバーより母の立場の体験談として入院を経てギャンブル依存症からの回復施設へつながった経緯や現在の当事者の様子、親の思いなどの話を聞きました。こちらは、現在兄が回復施設に入寮している同じ立場ということもあり、たいへん参考になるお話でした。
私は家族の会につながってまだ2ヶ月程度ですが、兄のことを相談し、家族の適切な対応を学び、実践したことで、兄と家族の状況が変わり、家族の会や考える会のメンバーの迅速な支援体制で、問題が起きてから3日で回復施設への入寮が実現しました。
兄も私も回復に向けて取り組み始めたばかりで、分からないことが多いですが、だからこそ相談できる場である家族の会に参加し続け、先行くメンバーのアドバイスを受けながら私自身、心も体も元気に過ごしていけるようにしたいと思います。
会の後半に、少人数のグループに分かれ経験を共有し合いました。
互いの悩みや苦しんでいることを話し「分かる分かる。そうだよね。」という共感や、「〜してみては?」「その場合は、〜のような方法がある。」などの提案もあり、経験や思いを共有することの大切さを感じました。
当会には、たくさんの経験と解決策があります。誰にも言えず、一人で、家族で悩まれている方がいらっしゃいましたら、こちらで一緒にギャンブル依存症の正しい知識と対応を学びませんか?ここは安心して話せる場所です。ご参加をお待ちしています。
次回は令和7年8月9日(土)14:00より霧島市国分公民館(霧島市役所シビックセンター)にて開催予定です。
鹿児島県在住 又木
