家族会に参加し続けよう!(島根)

 令和7年7月6日(日)「全国ギャンブル依存症家族の会島根」がいきいきプラザ島根(松江市)にて開催されました。

 はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会島根のメンバーから「家族会で回復の道を歩む」と題して母の立場での体験談を聞きました。

 当会に参加するまでの経緯や、参加後、ギャンブル依存症という病気の理解や正しい対応を学び、対応を変えることで息子さんは回復施設へ入寮することができました。その間のメンバーの適切なアドバイス、スピーディーな支援体制には驚くばかりでした。

 今では、当会に参加し続け、自分自身の回復に取り組みながら活動されている姿に、私も共に歩んでいきたいと強く思いました。

 続いて、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著『家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル』の読み合わせを行いました。参加されている方の状況や困りごとについて書かれたページを読むことにしました。それは、その後、参加者みんなで具体的な対応策を話し合う上で、大変参考になりました。

 今、困っている問題を解決していくために、明日何をするのか?ということが整理され、参加者からも「明日、児童手当について市役所へ行ってみます。」という言葉が聞かれました。メンバーからの提案で勇気を出して行動しようとされている姿に心からエールを送りました。

 私は、息子のギャンブルの問題を薄々感じながらも借金さえ何とかなればと思い、肩代わりを続けていました。しかし、繰り返される借金問題に心身共にクタクタになっていた時に、当会が開催されるという新聞記事に出会い参加しました。藁をもすがる思いで参加すると「息子はギャンブル依存症、家族は共依存」と言われました。すぐに受け入れることはできませんでしたが、同じ問題で悩んだメンバーが経験から学んだアドバイスをくれるのだから、信じてやっていけば何とかなると、少しずつ思うことができるようになりました。今は、自分の経験が誰かの役に立てばと思い、当会に参加し続け、活動しています。

 まずは、一人で悩まず、勇気を出して相談してみませんか?当会にはギャンブル依存症についての正しい知識と対応方法があります。

 次回は、令和7年8月10日(日)10:00~12:00(保育あり)いきいきプラザ島根(松江市)にて開催します。お待ちしています。

島根県在住  坂本