令和7年7月20日(日)、徳島県教育会館で開催された「ギャンブル依存症セミナーin徳島」。当日は多くの方が参加され、会場は熱気に包まれていました。
香川県こころの医療センター五色台院長、佐藤仁先生のご講演、そして公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部メンバー、当会メンバーのお話を聞き、それぞれの言葉が心に深く響きました。
私は、借金を繰り返す息子に対し「これでやり直してくれるなら」と何度も肩代わりをしてきました。しかし、息子の状態は悪くなる一方で、どうしたらいいのか分からず、ただただ苦しくて泣いてばかりの日々でした。そんな中、全国ギャンブル依存症家族の会に参加し、同じ悩みを持つ仲間と出会いました。
公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表は、ギャンブル依存症は「れっきとした病気」であることを強調されました。セミナーの締めくくりは、佐藤先生、田中代表、そしてゲストの俳優でASK認定依存症予防教育アドバイザーの高知東生氏を交えたトークショーでした。会場からは終始笑いが起こり、「これが悩み苦しんできた人々の集まり?」と思うほど温かい雰囲気に包まれました。
「家族の対応を変えることが状況を変える第一歩になる」「それは一人ではできない、仲間の中でこそ変化が起きる」私がこの家族会で経験してきたことだと実感しました。今では「笑顔が増えて元気になったね」と言われるようになりました。
同じ悩みを抱え、孤立している方が一人でも多く、当会に参加することを願っています。
次回の家族会・当事者会のご案内
日時: 令和8月23日(土)13:30〜
場所: 徳島県立総合福祉センター
少しでも元気に、笑顔になっていただくために。皆さまのお越しをお待ちしております。
徳島県在住 藤田
