2025年6月29日(日)王子町やわらぎ会館にて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。
はじめに、当会メンバーによる体験談を聞きました。仲間の言葉を信じて、自分自身と向き合いながら多くの活動に取り組んできた姿から、家族が行動を変えることの大切さを再認識しました。 続いて、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーより、当事者支援に関わる活動について話を聞きました。
私の息子は、自分ではどうにもできない苦しみの中で、ようやく差し伸べられた支援の手をつかむことができました。息子のように、一歩を踏み出す当事者が増え、その輪が広がっていくことを願ってやみません。
私は数年前に会に参加しましたが、メンバーによる当事者への関わり方についての提案が受け入れられず、通うことをやめてしまいました。その後も息子は借金を繰り返し、私はどうすればよいのか分からなくなってしまいました。悩んだ末に、勇気を出してもう一度家族会に参加してみることにしました。不安の中での参加でしたが、メンバーに温かく迎えてもらい、「私はひとりじゃないんだ」とあらためて思うことができました。
そこから、会や自助グループに積極的に参加するようになりました。そして私は、「ギャンブル依存症は本人の強い意志や家族の愛情だけではどうにもならない病気なのだ」と、初めて理解することができました。泣いてばかりいた私でしたが、メンバーのサポートのおかげで、少しずつ笑えるようになっていきました。
家族が正しい知識を持ち対応することが大切です。ひとりで悩まず、まずは家族会に参加してみませんか?いっしょに元気になっていきましょう。
京都府在住 畑