6月22日(日)に全国ギャンブル依存症家族の会長野がホクト文化ホールにて開催されました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーの体験談がありました。 ギャンブル依存症の専門病院で入院生活をしながら支援部の活動を通し回復しているお話に、6月まで入院していた息子の姿を思い出し、当事者は当事者の中で回復していくことを改めて感じ希望をもらいました。
その後、数回家族会に参加されている方を中心にお話を伺いました。家族会メンバーからの具体的な対応策を真剣に聞いている姿を見て、私たちの経験が家族の力になっていると感じましたし、笑顔で「色々なお話しを聞くことができて良かったです。」と話し安心される様子にとても嬉しくなりました。これから私も自分の経験を伝えていきたいと思いました。
私は息子が当事者です。昨年10月に息子がギャンブル依存症問題を考える会の相談電話にかけ当事者会に参加したことで、病院に入院をすることができました。私は病院から勧められ家族会に参加をするようになり、ギャンブル依存症の正しい知識や対応方法を教えてもらうと、私が息子にしていた行動は息子の症状を悪化させていたことを知りとてもショックでした。家族の対応が当事者の回復の鍵になると知り家族会へ参加し学び続けています。
入院中の息子は、家族会と病院そして当事者支援部が密に連携し、息子に合ったオーダーメイドの支援をしていただき今年の6月に退院して、一人暮らしを始め自立の一歩を踏み出しています。連携に感謝の気持ちでいっぱいです。
当会には経験者のビッグデータとそれぞれの家族の状況に合わせた解決策があります。初めは勇気がいりますが一歩を踏み出してみませんか。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
長野県在住 杉谷