繋がり続ける意義(京都)

令和7年8月2日京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)にて、全国ギャンブル依存症家族の会 京都が開催されました。

まずは、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーが、手助けをした当事者との対話形式で、4年間を振り返って今日までの話を聞きました。当事者自身の変化、家族との関係性の変化は、本日集った方々全員が各々のこれからに希望を感じる内容だったと思います。

続いて、全国ギャンブル依存症家族の会 愛知から妻の立場のメンバーの体験を聞きました。辛いという言葉だけでは言い表せない心理状態のどん底から当会に参加し、同じ様な経験をもつメンバーのサポートのもと、本人だけでは思いつかない行動を実行されました。徐々に事態が好転していく過程の話は、当事者への対応を迷い悩む家族にとって、ひとつひとつ相談しながら行動を変えていく大切さを改めて教わった様に思います。

私は母の立場ではありますが、同じ様になんの疑いもなく当事者と暮らしていて、次々と知る信じられない事柄に混乱していた頃の私と、今の自分は違います。家族、当事者、どちらでも、同じ立場の人達と繋がりを持ち続ける事の意義をしみじみと感じるそれぞれの体験談でした。

その後2つのグループに分かれて、初めて来た方の悩みを聞き、メンバーのこれまでの経験から具体的なアドバイスをお伝えました。

今回は、桜花法律事務所の中島俊明弁護士も参加され、家族の立場の方々に大切な基本を教えて下さいました。

毎週末、各地で開催される全国ギャンブル依存症家族の会での体験談は、一つとして同じ話はないと思います。ギャンブルの問題で悩みを抱えている方、一歩足を踏みだし参加してみて下さい。同じ経験をしてきたメンバーが、温かく迎え入れてくれます。

次回は、9月13日(土)ひとまち交流館京都で開催します。ご参加お待ちしています。

京都市在住 阪田