それぞれの回復の道のり(北陸3県合同セミナー)

5月17日にフレンドパーク石川で、ギャンブル等依存症問題啓発週間 北陸3県合同 特別セミナーが開催されました。

始めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーよりご自身の体験談がありました。
辛い胸のうちを語られ、当事者の方々が日々見えない苦しみと闘っている現実を痛感しました。当事者支援部の仲間と生き直すともお話されていて勇気をもらいました。

次に、全国ギャンブル依存症家族の会 富山のメンバーより、当事者の妻の立場からの体験談がありました。
私も同じ妻の立場なので、共感するところもありました。
スライドに映された最近のお写真の笑顔に、家族の会に参加する事が大きな力になっていることが伝わってきました。

また、石川県立こころの病院 医長 山下真先生からは、ギャンブル依存症当事者や家族についての興味深いお話がありました。

最後に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏より、ギャンブル依存症が若年層に急増している現状についてのお話がありました。ギャンブル依存症の若者への悪影響などを、もっと多くの方に伝えていく重要性を感じました。

私自身は夫に児童手当を全て使い込みされました。
当会に参加して、当会のサポートを受け、児童手当の受取口座を、使い込みのリスクが高い夫名義から、妻名義の口座に変更することができました。
手続きが終わるまで、当会のメンバーが役所に同行してくれたり、議員の方に声を届けてくれたり、本当に心強い支えがありました。
1人だったらきっと途中で諦めていたと思いますが、他のメンバーがいたからこそ一歩を踏み出せました。
今、あのときの私と同じように悩んでいる方がいたら、希望を持ってほしいです。必ず道は開けていくと思います。

兵庫県在住 水本