令和7年7月19日(土)全国ギャンブル依存症家族の会山梨が、山梨県立図書館で開催されました。
初めに、全国ギャンブル依存症家族の会東京メンバーから妻の立場としての体験談を聞きました。当事者の夫との別居の提案に不安を感じていたけれど、家族会のメンバーが一緒に考え伴走支援をしてくれたおかげで別居ができたこと、そして今は落ち着いた生活ができていることを明るい表情で話され、私も勇気をもらいました。
次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーと、ネットゲーム依存症当事者の吉田さんの体験談を聞きました。お二人とも、依存するものが違うけれど自分自身ではどうすることも出来なくて苦しかったこと、自助グループで正直な気持ちを話し、依存症と向き合い回復し続けていることを笑顔で話され、同じ経験をした当事者は当事者の中で、家族は家族の中で回復していくことを改めて感じました。
その後は、初めて参加された方を中心に、現在の困りごとをお話しいただきました。話をする中で、同じ“妻”という立場の方の体験に大きくうなずきながら耳を傾ける姿が見られ、次第に表情も和らいでいったように感じました。
私も肩代わりや金銭管理をしたことを話すと、共感してもらい自分だけではないという安心感を共有しました。でもそれは間違った行動であることを当会に参加して知り、正しい対応の仕方を教えてもらい希望が持てたことを思い出しました。
私は約1年前に息子がギャンブル依存症の専門病院へ入院したことで、当会に参加をするようになりました。入院中から息子は、当事者支援部のサポートを受け、自助グループへの同行やアパート探し、引っ越しなど、病院と当事者支援部、家族会の連携のお陰で進めることができました。今年3月に退院して自立生活を始める事ができ感謝の気持ちでいっぱいです。ひとり暮らしを始めた息子に対して色々な不安がこみ上げてきますが、ここにいれば大丈夫、何とかなるという安心感があります。
当会には様々な経験と解決策があります。ギャンブルの問題をひとりで悩み抱えず、ぜひ参加してみてください。皆さんのご参加をお待ちしております。
次回は、令和7年8月16日(土曜日)13時30分~
やまなし地域づくり交流センターで開催されます。当事者会も同時開催です。
東京在住 飯塚