家族の会に参加し続けて気づけたこと(長崎)

2025年7月20日(日)西脇病院にて開催された、全国ギャンブル依存症家族の会長崎に参加しました。

家族の体験談を聞き、息子の為にと借金の肩代わりをする事が、かえってギャンブル依存症を進行させてしまうというのは、とても悲しくて辛い事だと感じました。家族の経験や思いを聞き、ギャンブル依存症に対する理解を深める事が、家族の対応にとても大切だと痛感します。日々の生活の中で、自分一人では誤った自分の行動に気づく事が困難です。対応を変えることで辛い毎日から希望の光が見え始めます。

当事者の貴重な話も聞くことができました。自分の経験や、「ギャンブルの借金はギャンブルで返す」という思考になるという素直な気持ちを笑って話されていたことが印象的でした。自助グループへ参加し続け、会の活動をしている当事者が、新しく来た当事者へ、自分の経験を伝えていくことで、元気になられているのを感じ希望が持てました。

私は元夫のギャンブルの問題で当会に参加しました。当時は、とても苦しくどうすれば良いか分かりませんでした。経験のある家族の話を聞き、その中で自分では考える事のできない具体的な提案や助言をもらうことができました。今は子供達との生活ですが、会に参加し続ける事で、少しずつ自分の事を振り返り理解することができています。大事な人への愛情を持った接し方を学びたいと思っています。

初めての場所に足を踏み入れるのは、とても勇気がいることです。今、同じように家族のギャンブル問題で悩んでいる方は一度当会に参加してみてください。たくさんの経験を持つ家族が迎えてくれます。

佐賀県 梶原