令和7年7月12日(土)海峡メッセ下関にて、全国ギャンブル依存症家族の会山口が開催されました。
山口県では、厚生労働省の依存症民間団体支援事業として、全国ギャンブル依存症家族の会の立ち上げをしています。地元メンバーは、少数ながらも、関東、関西をはじめ、各地から多くのメンバーが参加して、協力し合って本会を開催しています。
最初に、全国ギャンブル依存症家族の会京都メンバー、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーの体験談を聞きました。そして、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏著「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」を読み合わせをしました。
その後、小グループに分かれ、初参加の方のお困りごとや状況を丁寧に伺い、同じ経験を持つメンバーが自身の体験談を話し、具体的なアドバイスをしました。
私は、息子の問題で当会に参加しました。県外に就職していた息子は、毎日のように電話をかけてきては愚痴や出来事を話し、私は「聞いてあげなければ」と思いながら対応していました。その関係がおかしいと教えてもらい、メンバーの支えもあって距離を置きました。
家族が対応を変えたことで、息子は当事者支援部メンバーにつながり、手厚いサポートで入院することができました。私は安堵しましたが、病気は想像以上に深く、病院から逃げ出してしまったこともあります。心配にはなりましたが、支援部の人がいてくれるという安心感があり、落ち着いて待つことができました。何度も迷惑をかけたけれど、支援部の人は見捨てずに連絡がくれば対応してくれました。
息子には助けを求められる当事者支援部メンバーが、私には共に歩み支えてくれる家族会メンバーがいます。当会に参加して本当に良かったと思います。
次回は、令和7年9月13日(土)KDDI維新ホールにて開催予定です。ぜひご参加ください。
岡山県在住 吉元