まずは家族が元気になること(滋賀)

11月19日(土)にギャンブル依存症基礎講座が守山市民ホールで開催されました。

県立精神保健福祉センター所長兼県立精神医療センター精神科部長、全国精神保健福祉センター長会会長の辻本哲士先生、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表理事田中紀子代表を講師としてお迎えしました。一般、支援者、家族、当事者、マスコミの方を含めて50名の参加者でした。

当事者や家族の方の体験談では、人に役に立つ行動をすることで生きる喜びを感じ、回復の道を歩まれておられます。また、自分自身を見つめ直して、心穏やかでいられる新しい生き方をみつけられるなど、参加者に自分一人ではないという共感と希望と与えてくださいました。

辻本先生からは、ギャンブル依存症は病院で診断されても状況は変わらないかもしれないが、家族の認識を変えることはできる、家族は孤立しないように全国ギャンブル依存症家族の会や自助グループに参加する、全国ギャンブル依存症家族の会は「成功談の宝庫」であると説明されました。

田中代表は、家族が元気になるために、全国ギャンブル依存症家族の会や自助グループに繋がり、正しい知識を持って対応するなど家族が変わることが最優先。そして家族も当事者も、ロールモデルに出会うことで考え方を直したり、どうすればよいかが見えてきたりし、回復に向かうことができるということを教えていただきました。

今回の基礎講座に参加された方が、「全国ギャンブル依存症家族の会」や「自助グループ」に繋がり、私たちと一緒に回復していけることを願っています。

滋賀県在住 八田